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塾長ブログ　vol.56【黒猫ロイの物語⑤「回復」】

2022年01月18日更新

みなさんこんにちは。
ここのところ猫の話ばかりですみません(笑)

2015/7/11（土）手術の翌日
仕事の合間に、ロイの面会に行きました。
日曜日の深夜に出会って以来、こんなに元気に見えたことは一度もありませんでした。

写真の通り、ゴハンも自分で食べていました。
その姿を見て思わず「よし...」と呟きました。

私の姿を見たロイは、起き上がって「ニャーーー」と言いました。
「まだ付き合いが浅いのに俺のことが分かるんか？？」
看護師のDさんが、
「スタッフへの反応と明らかに違うので、この子はきっと自分を助けてくれた人やって分かってますよ。」
とロイの代わりに答えてくれました。
まだしばらくロイを連れて帰れませんが、毎日会いに行くつもりです。

2015/7/13（月）
ICUを出て普通のケージに移されました。
やや下痢ぎみであること以外は順調に回復しています。
2日後に退院予定とのことでした。
バルーンカテーテルもまだ抜けていないので、退院後も当分は2～3日おきに通院することにはなります。
ロイの退院に備えて自宅のエアコンを買い足しました。
傷口を保護するための装備でかなり暑いでしょうから熱中症対策です。

2015/7/15（水）
予定通り退院できました。
が、、、
「もう命の危機は回避できたと言えますか？」
という私の質問に対するN先生の答えは、「NO」でした。

バルーンカテーテルを抜いて、抜糸も済み、ゴハンを食べて排泄がきちんとできるようになって、体重が平常値まで戻らないと、「もう大丈夫」とは言えないとのことでした。
現在、ロイの体重は1.2kgしかありません。出会った頃よりも200g以上減っています。生死の淵をさまよっていたので仕方ないですが...。

この日は念のため、先輩ネコの〝メイ〟も予防接種を受けました。
ロイが何らかの感染症に感染しているといけないからです。
ロイは命優先なので、感染症の対策や回虫の除去を行うのはまだ先の予定です。

これまでのロイの治療に掛かった費用は60万円を越えましたが、元気になるならいくらでも構いません。
（ちなみにですが、2022年1月現在、ロイの治療や生活維持に掛かった費用の総額は、おそらく300万円程度です。正直なところ、経営者になっていなかったら支払えない金額でした...。何とかなって本当に良かったです...。）