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塾長ブログ vol.47【できない理由を先に考えない】

2021年06月25日更新

こんにちは。塾長の粟津です。
ブログ更新がここのところ止まっておりました。

愛読者の皆さま、お待たせしまして大変申し訳ございません(笑)
お待たせした分、より熱いメッセージを込めて発信しますので、たまにしか更新できない点はご容赦下さいませ。


さて、今回のお話は、思考習慣についてのお話です。

以前、
塾長ブログ vol.7【成績が上がりやすい子の行動習慣】

このブログの中で、「行動習慣が心を作る」ということを書きました。
今回のお話もこの考えを前提に進めていきます。


大人でも子どもでも、何か新しいことに挑戦する際、大雑把に分別すれば次の3つのパターンのいずれかの志向性をもって(ほとんど無意識かつ習慣的に)思案することになると思います。

①できない理由を考える
②できるかどうか考える
③どうすればできるか考える

似ているようでもその本質は全く異なります。


まずは①から、
「できない理由を考える」というのは、リスク回避の視点から、一見すると知的な思考であるように思われるかもしれませんが、あえて批判を恐れずに申し上げれば、100%間違った思考習慣だと僕は考えています。
(組織人であるなら、その組織には不要な人物の典型的な思考です。辛辣な表現ですみません...。)

なぜなら、この思考習慣が染みついてしまっている人というのは、
「やる気がない」「サボる(断る)理由をいつも考えている」「保守的(何も改善する気が無い)」、
こういう心根で、できるだけ自分にストレス負荷・業務負荷が掛からないように逃げてきた、そういう行動習慣の先に染みついてしまう思考習慣だからです。

こんな考え方では何も前に進みません。
「勉強できない理由を考える」「ダイエットできない理由を考える」「イベントに参加できない理由を考える」「仕事を引き受けられない理由を考える」「誘いに乗れない理由を考える」...
「○○できない理由」なんて、いくら考えても、何の成功にも結びつきません。結局何も行動に移さない訳ですから...。


特に大人の場合、よほどの努力をしなければ長い年月を掛けて染み付いてしまったその悪癖はそう簡単には改善できないかもしれません。しかし、本気で良い未来を望むのであれば、この悪癖は改めるべきだと思います。


次に②です。
「できるかどうか考える」というのは、①よりはマシです。
「できそうだったらやってみよう」と思っているわけですから、行動に移さないことを前提にしている①の思考習慣よりはずっとマシです。

しかし、いざ行動に移すことを決心できたとして、いったいどのぐらいの時間が過ぎているのでしょうか?

3日間ぐらいでしょうか?
1週間ぐらいでしょうか?
1ケ月でしょうか?
1年でしょうか?


そうなんです。せっかく行動を起こしても、即決即断で行動を起こした人からは大きく水をあけられてしまう可能性も高いのです。
迷っている時間、考えている(と思い込んでいる)時間は、結局のところ何もしていないわけですから、このような空白の時間は短ければ短いほど良いのです。


ということで、僕が正解だと思っている思考習慣は③「どうすればできるか考える」です。
(「やらない」と決めていることや、「やらない」「断る」とすぐに判断したことについては除いて話を進めます。)

僕がこれまでに出会ってきた「仕事ができる人」や「いつも一歩先に進んでいる人」(塾生も含みます)全員に共通している思考習慣であると言っても過言ではありません。
人生の中で「言い訳はしない」という腹がくくれている人は、何かに挑戦する時に後ろ向きな思考は排除することを常態化しています。

これは、無知・無策で飛び込む無謀な挑戦とは異なります。
「どうすればできるか」を考える過程で、障壁となる事柄や、問題点はキチンと見えている(考えている)訳ですから、それらの障壁を取り除き、問題点を解決する作戦を立てながら事に当たることができます。

迷いが無い分、実行するまでに掛かる時間も最小限に抑えられます。
①のタイプの人が長々と言い訳をして逃げ口上を述べている間に、②のタイプの人がいつまでも迷っている間に、③の思考タイプの人はもう挑戦し始めているという構図です。

そして、早い人は10代のうちに③の思考習慣を身に付けています。
こういう生き方を10年20年...と続けていけば、①②の思考習慣の人たちとは比べ物にならないほどたくさんの成功体験を積めることは間違いありません。

挑戦し始める前から問題点が全て見えている必要はありません。動きながら一つずつ解決していけば良いのです。
「新しいことへの挑戦」を必要以上に恐れないで下さい。

子どもたちにはぜひ、「どうすればできるか考える」習慣を身に付けていって欲しいと願います。
(そのためには、私たち大人がその姿勢を見せるのが先ですね。)


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