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ニュースリリース

塾長ブログ vol.46【中3模試の会場受験を実施しました!】

2021年01月27日更新

塾長:粟津 賢一

みなさんこんにちは!塾長の粟津です。
さて今回は、会場受験で中3生の模試を実施したというお話です。

まずは、「模試の会場受験って何?」というところからご説明します。

模試の受け方には、大きく分けて2つの受け方があります。
「教室受験」と「会場受験」です。

「教室受験」とは、その名の通り、通っている塾の教室で、
「会場受験」とは、いつもの教室ではない施設(私立高校や大学、その他の会場)で模試を受けることを指します。

滋賀県で中3生対象のメジャーな模試の一つに「滋賀V模試」という模試がありますが、この「滋賀V模試」は私立高校を模試会場として借りて実施する「会場受験」を前提とした模試です。

ところが、今年度は集団で模試を実施することによって新型コロナウィルスのクラスター感染が起こることを危惧し、「会場受験」の模試が全て中止になってしまいました。

もちろん、「教室受験」にて同じ模試を実施することは可能なので、2020年内にあった3回の「滋賀V模試」については全て「教室受験」で実施しました。

でも...、
知らない場所で、知らないライバルたちと、緊張感のある雰囲気の中で模試を受けるという経験が無いまま本番の入試に送り出すのは何とも心配で...、何とかしてあげられないものかと悩んだ末、OURS個別指導学院(野洲教室・守山教室・栗東教室合同)で試験会場を借りて模試を実施することにしたわけです。
滋賀V模試.JPG


このように、定員130名程度の会場を借りて、その半数以下の人数で実施しました。
入口で問診票を回収し、検温し、全員マスク着用で、手指のアルコール消毒も徹底し、時間毎に換気し...、それはそれは、気を遣えるだけ遣って実施しました。


「わざわざリスクのあることをしたくない...、当たり障りなく、何のトラブルもないままコロナ禍をやり過ごしたい...。」

商売をしている人がこう考えるのも仕方のないことです。
私も、正直に言えば、全くこう考えなかった訳ではありません。


でも、「私たちは誰のために知恵を絞るべきなのか」「私たちの存在意義は何なのか」と考えた時に、やはり、事なかれ主義で何もかも中止にしてしまうのは、必ずしも正しいことではないだろうという結論に至りました。

電車に乗って、いつもと違う環境で、自分たちとは違う中学校の子たちと、緊張感のある雰囲気の中でテストを受ける経験を塾生たちに積んでもらいたい...。

たったそれだけです。
(今回の会場受験の模試は、会場を借りる費用や、日曜日に私を含む職員3名を配置する人件費を含めると完全に赤字のイベントで、商売としては成立していません。)

基礎疾患の無い10代の若者がコロナウィルスに感染して重症化するケースは極めて稀です。
だから感染しても良いということには絶対になりませんが、大人たちの責任逃れのために、何もかも中止にしなければならないほど高いリスクは無いはずです。

この状況下での大人たちの判断の差は、「使命感」の大きさの差によるものであると私は思っています。「使命感」は仕事の質を左右する大きな要素の1つです。


今回実を言うと、中3塾生の保護者様方の中から、「この時期に会場受験の模試を実施するのは危険じゃないのか」、「もしも模試が原因でコロナに感染したらどうしてくれるのか」といったお叱りの声が出ることも覚悟していました。

しかしながら、本当にありがたいことに、塾生保護者様方の誰一人このように異を唱えらえることもなく、(もちろん皆さまご心配はおありだったと思いますが、)私どもの判断をご支持頂いて模試を実施することができました。私どもの使命感による決断をご理解頂き、心から有り難く思っております。

模試の結果を見て、「緊張したけどちゃんとできた」という声も、「緊張しすぎていつもよりできなかった」という声も、どちらも聞きましたが、総じて、「会場受験の経験ができてよかった」という声をたくさん聞きました。

何もかも中止にしない、工夫してできることをやっていく、これからもそうありたいと思います。
引き続き、第一志望校の全員合格を目指して授業に臨みます。


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