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塾長ブログ vol.34【ノートを節約してはいけません】
こんにちは。塾長の粟津です。
現在、当塾は夏期講習真っ只中で、授業に明け暮れる日々を送っています。
夏期講習では、普段は塾に通っていない「外部受講生」の皆さんと接することになるのですが、毎年のことながら、やはり「ノートの使い方」が気になります。
そこで、今日はそのお話を。
当塾に通ってくれている子ども達は、みんな親孝行な良い子たちばかりです。
物を大切に扱い、親御さんに掛ける負担を少しでも減らそうと考えています。
それぞれの立場で節約することは、基本的には正しいですし、善行であると私も思います。
ですが、タイトルにある通り、ノートは節約してはいけません。
これは、「無駄遣いしましょう」という意味ではなく、「節約しようと思ってはいけない」という意味です。
ノートを極端に節約しようとする子ども達は、
①答えしかノートに書かない。
英語なら答えの単語だけを書き、一文を書かない。
数学なら、問題の式も途中式も書かずに答えだけ書く。
②改行しない。
③写すように指示したまとめを、見た通りに写さず無理やり詰めて書く。
こういった書き方をする傾向があります。
大人の皆さんであれば、このような書き方をしていては、ノートに書く意味が無いということにお気付き頂けると思います。
①のような書き方では、「どこまで考えて何を間違えたのか」、後で見た時に全く分かりませんし、これではテキストに答えを書き込んでいった方がまだましです。
(※当塾では、原則としてテキストへの答えの書き込みを禁止しています。)
そして、②③については言うまでもないかも知れませんが、こんな書き方のノートでは、「ノートを見て覚えよう」という気になりませんね。
ノートは、自分自身の「勉強の軌跡」です。極端に手の込んだノートに仕上げる必要はありませんが、少なくとも困った時に「ノートを見て確認しよう」と思える程度の見やすさであることと、「ノートを見れば解決する」という実用性は必要です。
ということで、ノートを節約することには何の意味もありませんので、「見やすく」・「実用性のある」ノートを作りましょう。