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塾長ブログ vol.30【塾の役割】
塾長:粟津 賢一
こんにちは。塾長の粟津です。
今年度は、昨年分を取り戻すペースでブログを書いています。
実は、昨年は多忙を極め、あまりブログのために時間を作れませんでしたが、今年は状況が著しく改善できましたので、張り切ってUPしています(笑)
さて、本日のテーマは、「塾の役割」についてです。
子ども達にとって、塾はどんな役割を担うべきでしょうか。
多くの方が、
「勉強(の仕方)を教えて欲しい。」というご要望を持って塾に来られます。
これは確かに正しいご要望だと思いますし、当然のことだとも思います。
ですから、どこの塾であれ、勉強を教えることを生業として看板を掲げている以上は、「説明が分かりやすい」とか、「勉強のアドバイスが上手い(正しい)」ということは、よほど不誠実な塾でない限りは、敏腕塾長や人気講師によって満たされていることがほとんどです。
ところが、実は多くの場合、勉強(の仕方)を教えてもらっただけでは成績は上がりません。成績を上げるためには、「勉強(の仕方)を分かりやすく教えてもらう」ということと、もう一つ、「勉強をさせる仕組みや環境がある」という要素が不可欠です。
説明が上手な塾の先生に勉強を教えてもらうと、説明を聞いたその場では分かったような気になります。ところが、数日後に自宅や学校で類似問題を解こうとすると解けない...ということがよくあります。
こうなる原因として考えられるのが、通っている塾に「勉強させる仕組みや環境が整っていない」ということなのです。
「授業を担当してくれる先生の説明が分かりやすいかどうか」は、もちろん大切ですが、塾選びをされる際には、その塾に「勉強させる仕組みや環境が整っているかどうか」を探ってみることをお勧めします。
具体的には、
「授業時間内に先生が予定していたところまで進めない時は、どういう対応をされていますか?」
「宿題はどのぐらいの量出ますか?」
「もしその宿題をやらずに行ったらどうなりますか?」
「自習をさせてもらうことは可能ですか?」
「自習の際、質問することは可能ですか?」
「満席時でも生徒たちの私語は、勉強の邪魔になりませんか?」
「テスト前の祝日や日曜日も、塾はお休みですか?」
このような質問を入塾説明の際にしてみて下さい。
「勉強させる仕組みや環境が整っているかどうか」把握して頂けると思います。
ということで、成績を上げるための塾の役割は、「勉強を教えること」と「勉強をさせること」、両方揃っている必要がありますよというお話でした。