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塾長ブログ vol.29【勉強が得意な先生には、勉強が苦手な子どもの気持ちは分からないのか?】

2018年04月04日更新

塾長:粟津 賢一

こんにちは。塾長の粟津です。


さて、今日は、「勉強が得意な先生には、勉強が苦手な子どもの気持ちは分からないのか?」というテーマで書かせて頂きます。


保護者様方との会話の中で、「当塾の教室長や講師たちはそれぞれとても優秀ですよ。」というお話をすると、「優秀な先生には、勉強が苦手な子どもの気持ちが分からないということはありませんか。」とご心配頂くことがあります。


こういったご心配に対し、私がいつもまず申し上げるのは、


「勉強が苦手な大人には、そもそも〝先生〟たる資格はありません。」


ということです。まず前提としてご理解頂きたいことですが、子ども達に勉強を教えてそれを理解させるためには、実は子ども達の数倍の学力(知識と理解力)が必要不可欠なのです。


「○○って難しいよね。私も中学生の時には理解できなかったから、○○くんができないのも仕方ないよ。」


〝先生〟と呼ばれる大人が、このように子ども達と同じレベルで共感していては、教わる子どもの学力はまず上がりません。ですから、先生たるもの基礎学力が高いことは、本当に当然の前提条件なのです。


では次に、「勉強ができない子どもの気持ちを理解できるのかどうか」についてご説明します。


私は、「勉強ができる人ほど、できない人の気持ちはよく分かるものだ。」と考えています。なぜか。自分の話で恐縮ですが、私の実体験を例にご説明します。

私は、膳所高校に在籍していましたが、同級生たちのほとんどが、それぞれの出身中学で学年トップレベルの成績を修めてきた人たちばかりでした。そんな環境で過ごしていると、毎日、毎時間、嫌というほどに自分の力不足を感じることになります。誰にも負けない自信のあった数学で勝てないどころか、解けない問題にたくさん遭遇する...、そんな難問をいとも簡単に解いてしまうクラスメイトたち...。


そうなんです。勉強ができればできるほど、より勉強ができる人たちと一緒に過ごすことになるという訳です。ですから、中高生の頃に勉強が得意だった大人ほど、勉強ができない苦しみを経験しているのです。


ということで、勉強が得意な先生ほど、勉強が苦手な子どもの気持ちはよく分かります。

ご安心下さい。


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