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小倉教室 教室長ブログ vol.11【『考える』算数と『覚える』算数】

2017年06月01日更新

皆さんこんにちは。

北九州小倉教室の御手洗です。新学年にも慣れてきたであろう今日この頃、皆さんいかがお過ごしですか?激動と熱帯夜のはざまにあるこの時期、いよいよ、前々から書こうと思っていたことを連ねていきたいと思います。テーマは...表題の通りです(笑)。


数学が出来れば他の科目だけでなく、これから先、人生で起こりうる様々な問題に対応する力を身につけることが出来る...ということを、数学万能説信者の私が信じてやまないのは、最早これまでのブログの中では有名な話ですよね(笑)。数学の中でもとりわけ、早い時期に学ぶ内容を、日本では勝手に『算数』と名付けておりますが、今回はその『算数』に特化して語っていきたいと思います。


算数の力をつけるにはどうすればよいのか。何といってもまずは、『早くから始める』ことです。


私の考える理想の算数の学習は、より多くの問題に当たり、解答に占める自身の力の割合を、なるべく多くしていくことです。言い換えれば、人や本から得る解法のヒントを極限まで少なくして、自力で正解にたどり着く努力を重ねていく、ということです。そうすることにより、グルグルグルグル...回された頭は、進化ともいえるべき発達を遂げますし、頭の中にある必要事項の入った引き出しの開閉を、スムーズに行うことが出来る様にもなります。ここではこれを、『考える算数』と呼ぶことにします。


ただ、『考える算数』は確かに理想ではありますが、誰もが実現できる訳ではありません。お分かりのとおり、膨大な時間を要するからです。それが前述の『早くから始める』ことにつながるのですが、ご家庭の事情、タイミング等で、通常よりも遅くなってしまったけど、今からでも算数の力を伸ばしたい...という方々は、少なくありません。そこで登場するのが、『覚える算数』です。


これは文字通り、問題、その解法を、次から次に覚えていく...といったものです。社会の年号を覚えるかのように...です。『すぐ答えを見たらダメ!』『答えを丸写ししちゃダメ!』なんてことを聞いたりしますが、私から言わせれば、そんなの別に構いません。ただし、『しっかり覚えてね』ということです。これを、ある一定以上の量行えば、太刀打ちできない学校なんてのは、ほんの一握りです。入試における問題のパターン等は、所詮、数が限られている訳ですし、それぞれの重要公式、解法を覚えれば、大抵の問題は、その組み合わせで何とかなってしまうという訳です。


でも、そうなると、『考える算数、いらないじゃん!』と考えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、心配はいりません。覚える算数でクリアできるのはあくまで、『ほとんど』の学校なのであり、裏を返せば、考える算数で培われた力を擁しないと太刀打ちできない学校というのも、これまた存在する訳です。私の経験上、想定外の問題に直面した時の処理能力に関しては、やはり『考える算数』の方が『覚える算数』よりも上手なようです。これは、紙面上の問題に関してだけではなく、人生の場面場面においても、同様の事が言えるでしょう。


さぁ皆さん、少し立ち止まって考えてみましょう。あなたにとってのベストな選択は、『考える算数』なのか『覚える算数』なのか...決断の時です!


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