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小倉教室 教室長ブログ vol.10【謹賀新年~正しい、日本語の使い方~】

2017年01月31日更新

新年明けまして、おめでとうございます。
北九州小倉教室の御手洗です。昨年は、皆様に大変お世話になり、又、自身においても激動の年となりまして、充実した一年を過ごすことができました。本年も何卒、宜しくお願い致します。


...さて、皆さんは、第1段落の間違った日本語には、お気づきになりましたでしょうか?

...ハイ...ハイ...皆さんの次から次に挙がる手の音が聞こえます(笑)。

そうですね、「新年明けまして、おめでとうございます」ですね。

「何で?皆、フツーに使ってるじゃない?」と思ってらっしゃるチビッコ達に、説明させていただきます。


皆さん、「夜が明ける」と、どうなりますか?夜は終わって、朝が来ますよね?

では、新年が明けると...そこだけ2018年になってしまいます。

サッカーW杯も始まってしまいそうです。2017年は始まったばかりです。まだまだ明けませんよね?


「正しい日本語を使いましょう」とは、良く言われます。それはなぜでしょうか?いくつかの理由が挙げられますが、ここから少し、私の考えを述べさせていただきます。新年早々ではありますが、お付き合いくださいませ...。


なぜ正しい日本語を使うべきなのか...なんといってもまずは、「自分の考えの輪郭・表情を、より鮮明に相手に伝えるため」ですよね?所詮、自分以外の人間は皆他人なのですから、心の中で描いている自らの思いを寸分たがわず理解してもらうのは、ほぼ不可能です。それでも、そうしなければならない場面においては、少しでも理想に近づけるために、技術や配慮が必要となってきます。そのひとつとして、「正しい日本語」の必要性が出てくるわけです。「言葉は心をこえない...」なんてフレーズが流れていたこともありましたが、それは、ある程度の絆ができている間柄同士であることが前提です。心が言葉をこえない状況の方が、ほとんどではないでしょうか。


ただ、私の中では、それよりも重要であると考える要因があります。それは「アナタという人間が、不当に低く見られたり、誤解されたりしないようにするため」ということです。

この国で暮らす人々にとって日本語は、大変重要なツール・手段です。限られた場面・期間では、周囲の人々がアナタの人間性を判断するには、材料が乏しすぎます。そのような状況で人々がアナタの内面を見ようとする時には、その言葉で、判断するしかありません。

そして更に言うならば、そのような状況において人々は、アナタの熱意や真の思いではなく、明らかな事実にしか興味を持ちません。それはつまり、報告の内容と、使っている日本語、です。
前述の状況で、例えば、


母はいらっしゃいません...


などと言ってしまったらどうでしょう?


優しくしすぎるのも、情けは人のためならず、ですよ...


などと言ってしまったらどうでしょう?


このくらいなら食べれる、このくらいなら運べれる...なんて言ってしまったらどうでしょう?


「あぁ...この人は言葉の知識が乏しいのかな?基本的な勉強をしてこなかったのかな?大切に扱われていないのかな?」

というようなことを思われる可能性が出てくるわけです。もちろんこれは、アナタの本意ではありませんよね?

ですが実は私、ここまで書いておきながら、正しい日本語が全てではないと考えている部分もありまして...この続きは次回、パートⅡでお話できればと思っております。


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