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小倉教室 教室長ブログ vol.8【算数学】

2016年11月30日更新

皆さん、こんにちは。

もう名前を覚えていただけましたでしょうか?北九州小倉教室の御手洗です。

私にとっては心地よい、肌を刺す寒さの中、少しお堅い内容を書こうかと思い立ちまして...今回のテーマは、「算数学」です(これは、私が勝手に算数と数学を足した造語ですので、あまりお気になさらず...)。


まずは、数学について申し上げておきたいことがあります。

それは、「学生の頃習った数学なんて、大人になったら全然使わない、役に立たないよ...」なんて言う大人にはなって欲しくないということです。


「因数分解なんて、いつ使うの?」確かに...「今でしょ!」なんて場面は、皆無です。因数分解はもちろん、関数も三平方も微分も積分も、大人になって使う機会は、一部の人の一部のタイミングだけです。

ただ、皆さんが通り抜ける学生時分の数学の勉強の本質は、将来それらを使う瞬間のために覚えているのではありません!...と、私は思っております。以下、あくまで一考察を述べていきたいと思います。


先に述べた、数学の本質...それは、「解答にたどり着くまでの試行錯誤の力を、数字や図形などをツールとして養っていく」ことであると考えます。ポイントはいくつかあるのですが、まずは、数字や図形を、たまたま練習台として使っているだけである、ということです。練習台なのですから、大人になってから因数分解を使う場面に遭遇するとは限りません。次に、ここでいう「解答」とは、単に問題や謎に対しての答えというだけではなくて、状況に対しての活路なども含めたものであるということです。


「あの洋服が欲しいなぁ...」。まずは、それを置いてある店をリサーチしなければなりません。手段はいくつかあります。ネットで調べようか...詳しい知人に尋ねようか...。次にお金を用意しなければなりません。給料をもらっているのなら、生活費や今後使わなければならないお金を差し引いて、いつ用意できるのか...アルバイトをしようとするのなら、使える時間と自分の特性を鑑みて、最も効率の良いものを選んで実行しなければならない...学生の人なら、自分でお金を用意するのは難しいから、力になってくれる人をピックアップして...と、書いていくとキリがないですね...。


でも、考えてみてください。皆さんのほとんどは、文章にすると途方もない分量になるこれらのことを、当たり前のように行えてはいませんか?これが、数学で養われる力、養われた力なのです。


「学生を卒業してから10年、因数分解に出くわしてないんだけど...」そうですか...


「全然役に立ってないじゃん!」それは早急すぎる結論です。


「数学なんてからっきしだったけど、ワシは立派な大人になったぞ?」

点数には結びつかなかったかもしれませんが、あなたは数学を通して、必死になって考える力を身につけていたのかもしれませんよ?


そうなると、人生や世の中は、数学によって支配されていると言っても言い過ぎではないような気がするのは...私だけでしょうか?(笑)ですが、理科・社会・英語・古文漢文...の暗記項目を勉強するにも、関連付けや効率の良い覚え方を選択する力というものは、先の、数学によって養われる力であると考えることができます。読解力...挙げられた材料を整理し、具体例をイメージし、相手の望むものを用意するプロセス...これを数学の力と表現するのは、無理やり寄せ過ぎだと思われますか?


次回は、数学や算数の具体的な勉強方法を記していこうと思います。受験学年の皆さんは、きっと今の先生に、数学の大切さや勉強方法を身につけさせてもらっているはずです、それが実を結びますように...私共は祈っております。


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