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ニュースリリース

塾長ブログ vol.15【中学3年生の各種テストの役割】

2016年05月31日更新

塾長:粟津 賢一

こんにちは。塾長の粟津です。

今日は、「中3生の各種テストの役割」について解説致します。

これから学校でも、進路調査や学習相談のような受験に向けての動きが活発化しています。特に2学期以降は「実力テスト」が毎月のように行われ、それに加えて「中間・期末テスト」もあります。さらに、塾でも「V模試」などが実施され、お子様にとってもスケジュール管理が難しく、何に優先的に取り組めば良いのか分からないというご相談を毎年頂きます。


そこで今回は、各テストの役割や重要性について、改めてご説明させて頂くことに致しました。基本的なこととは言え、実は意外にも知られていないことがございますので、この機会にご確認頂ければ幸いです。


まずは、学校で行われている「実力テスト」についてです。学校によっては、「学力診断テスト」や「習熟度テスト」などとも呼ばれています。受験校選びに使われるのは主に、中3の6月以降に実施される4~5回分の結果です。実力テスト結果の主たる利用目的は2つです。1つ目は、中学校で行われる進路指導(出願校の選定)のために使用されます。「内申点がこれぐらいで、実力テストがこのぐらいの点数なら、例年、公立の○○高校には合格している」といった具合に、中学校の先生が過去の合格実績と照らし合わせて合否の判断を行うわけです。そして、2つ目の利用目的は、私立高校の合格ラインの目安としてです。一見、1つ目と同じではないかと思われるかもしれませんが、実は違います。私立高校では、内々に、「○○コース/類の合格ラインは、実力テストの点数で言えばだいたい○点以上」という風にレベル設定をしています。高校によっては、志願者に教えてくれるところもありますが、一般的には中学校や塾だけに出回る情報の一つです。この合格基準をクリアしていれば、私立高校の入試当日に、少しぐらいいつもよりも低い点数を取ってしまっても、不合格にはなりにくいのです。(いずれも、4~5回実施した実力テストの各生徒の平均点にて判断されます。)


次に、「中間・期末テスト」についてですが、これはもちろん「内申点の評価」に使われます。滋賀県の公立高校入試では、中3の2学期までの通知表の成績が、入試時の「内申点」としてカウントされますので、公立高校の合否に直結する最も大切なテストであると言えます。ただ、裏を返せば、中3の3学期の学年末テスト(期末テスト)は、私立・公立高校ともに入試にはひとまず関係がないということにもなります。


最後に、「塾での模試」についてです。受験生によっては、「学校のテストだけで充分大変だから、塾のテストは後回しだ。」と考える人もいますが、それは大きな誤りです。模試の利用目的も実力テスト同様に、2つです。それは、偏差値や合格判定を鑑みて塾での進路相談時の判断材料とする目的と、私立高校の合格ラインの目安とする目的です。偏差値を元にした学習相談は、学校の実力テストによる判断に比べると、非常に精度が高いと言えます。学校の実力テストの受験者数は、大きな中学校でもせいぜい300人程度までですが、模試は少なくとも数千人規模になります。いろんな中学校の中3生が同じ模試を受験しており、母体数が多い分、出てくる結果の精度も高くなるのです。また、私立高校については、実力テストと同様に内々に「○○コース/類の合格ラインは、○○模試の偏差値で、○以上」と設定されています。これは、原則として塾にしか出回らない情報の一つです。
仮に、不登校などで中学校に通えていない生徒でも、塾で一生懸命勉強して模試で点数が取れていれば、私立高校に合格することが可能です。つまり、模試を受けている生徒とそうでない生徒では、「進路相談の精密さ」と「私立高校の合格可能性」の2点において、大きな差が出るんですね。もちろん、「本番さながらに、高校で模試を受ける」という経験ができることも、大切な要素の一つです。


いかがでしょうか。各種テストの役割と大切さについて、充分お伝えすることができましたでしょうか。

OURS個別指導学院では、これから直面することになる受験に向けて、保護者様のお悩みやご質問に誠心誠意対応させて頂きます。ご相談やご質問がございましたら、お気軽に教室までお問合せ下さいませ。


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