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塾長ブログ vol.8【すぐにやる習慣】

2015年10月07日更新

 こんにちは。塾長の粟津です。
今月は早めにブログをUPできました。毎月お読み下さる方々のおかげで続けることができています。


 さて今日は、前回のブログで述べた「行動習慣」の重要性を踏まえて、小中学生のうちに身に付けておくべき行動習慣をご紹介します。
(※「習慣」とは、「そうしなければ落ち着かないと感じる行動」とご理解下さい。)


 私が塾生達に身に付けるように促している「行動習慣」は、一言で言えば、「すぐにやる習慣」です。
「すぐにやる習慣」を身に付ければ、いろんな問題点が一気に解決します。


 その中でも特に大切なことを3つ挙げるとすると、


① 提出物など、やるべきことは〝すぐにやる〟
② 分からないことは〝すぐに調べる(質問する)〟
③ 少なくとも自分の部屋ぐらいは、〝すぐに掃除する〟


この3つです。こういうことを一つ一つ毎日のように子ども達に「○○しなさい!」と言っておられる親御さんも少なくないのではないかと思いますが、一つ一つ注意するのは実は得策ではありません。
「○○しなさい!」という言い方には、根本的に○○させる効力がほとんどないためです。特に反抗期の子ども達は、言えば言うほどこちらが望む状態から遠ざかってしまう可能性すらあります。また、これら一つ一つの指摘は、本質的な指摘では無いため、言う側も振り回されて疲弊してしまい、最終的には注意する気力をも失うことになりかねません。


ではどうすれば良いのか。


まずは、「すぐにやる」ことの必要性を本人が理解し、それを自分自身の〝掟〟として位置付ける必要があります。と言ってもイメージしにくいと思いますので、理想的な話の持っていき方をご紹介します。


子ども「あぁ...。ワークに載ってた問題がそのままテストに出たのに解けへんかった...。」


親(先生)「そうか。それは勿体ないことをしたなぁ。」


子ども「ホンマに...。ワークさえちゃんとやってればできたのに。」


親(先生)「もう終ってしまったことを悔やんでも仕方ないんやから、その悔しい気持ちが残ってるうちに、次のテスト勉強はどうするか考えよ。」


子ども「そやんな。今回は、提出物のワークをやり終えたのがテストの前日で、理解してないところをチェックしないままテストを受けてこういう結果になったから、次は1週間前には終るように早めに始めることにするわ。」


親(先生)「それが良いと思う。自分で決めたことやから、ホンマにできるように頑張りや。」


子ども「うん...。たぶんやると思う...。」


親(先生)「あれ?急に弱気?? それなら、今の気持ちを忘れへんように紙に書いて部屋に貼ってみたらどう?今の自分から未来(次のテスト前)の自分への〝喝〟を。他人に言われたらムカつくけど、自分に言われるんやったらムカつかへんやろ?」


子ども「う~ん、じゃあそうしよかな。〝提出物はテスト1週間前までに終わらせろ!〟」


親(先生)「いいねぇ、それ。自分で決めたんやから、やり遂げるんやで。次のテストが楽しみやなぁ。」


子ども「う、うん...。」


 いかがでしょうか。
これはあくまで「基本の型」なので、実際はこう簡単にはいかないと思いますが、流れはご理解頂けたのではないかと思います。最大のポイントは、子ども自身に〝掟〟(すぐにやること)の内容を決めさせることです。


 まずは1つで構いません。1つ目が上手く習慣化されたら、その次のステップで「すぐにやる」ということを総合的に自分自身の〝掟〟として課せるようになれば良いのです。
いきなり難しいルールを設定するのはよくありませんから、初めは例に挙げたようなレベルから試してみて下さい。


 「すぐにやる習慣」は、周囲の大人達の想像を遥かに超えるほど、子ども達の将来を変え得る魔法のような習慣です。ぜひ、「すぐにやる習慣」の修得に挑戦してみて下さい。


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