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塾長ブログ vol.7【成績が上がりやすい子の行動習慣】

2015年09月22日更新

 いつも本ブログをお読み頂きましてありがとうございます。
月にたった一度のブログ更新ですが、更新が月の下旬になってきています。何とか初旬にUPできるよう頑張ります。


 さて、本日のテーマは、「成績が上がりやすい子の行動習慣」についてです。
「行動習慣」について述べさせて頂く前に、なぜ「行動習慣」をテーマにするのかという理由からご説明致します。


 それは、「行動習慣が心を作る」からです。
今回のお話の根幹になる部分なので強調して申し上げますが、「心が行動習慣を作る」のではなく、行動が先だということです。
「正しい心を持った人が、正しい行動を取る。」のではなく、「正しい行動を重ねてきた人が、正しい心を持つようになる。」のです。


 人に対しても物事に対しても、「好きだ」と毎日言っていれば、だんだん好きになっていきますし、「嫌いだ」と毎日言っていれば嫌いになってしまいます。楽しそうに働けば、本当にだんだん仕事が楽しくなってくるでしょうし、「自分は不幸だ」と言って日々を送れば、本当に不幸な人生に思えてきます。


 このように、人間の心というのは、実は行動習慣によって形成されていくのだということが今回のお話の重要なポイントです。「行動習慣が心を作る」ということを知っていれば、成績がすごく良い人の行動習慣を観察し、それを真似ていけば、望ましい心の在り方に辿り着けるということに気付けます。


 手本にする人の行動習慣の中には、一見すると勉強とは関係無いように思えるものも多くあります。それでも、「これは真似なくても良いだろう」と早合点せずに、とにかく真似ることを優先していくべきです。なぜ、その行動習慣が成果を上げるために必要なのかは、後で分かることが多いからです。


 勉強のお話からは少し逸れますが、ビジネスの世界でも「コンピテンシー」という言葉が知られるようになってきました。「コンピテンシー」とは、「好業績を上げている人に共通して見られる行動特性」を指す言葉です。
「どうすれば仕事の業績を上げられるか分からない時は、上手くいっている人の行動習慣を観察して真似してみましょう」と、ビジネスの世界でも言われているのです。


話を戻して、勉強のお話です。


 私は、塾の先生になって今年で15年目になります。その間、およそ1,500人~2,000人ほどのお子様の指導をさせて頂きました。まだまだベテランとは言えないかも知れませんが、これらの経験の中で、私は子ども達の様々な行動習慣・思考習慣を観察してきました。初めは何となく観察していただけでしたが、何百人も見ているうちに、子ども達の行動習慣と成績の上がり方の間には相関関係があることがだんだん見えてきました。

 
それぞれ挙げてみます。


■成績が伸びた多くの子ども達に共通する行動習慣

・挨拶をきちんとする。
・授業開始の何分か前には来ている。
・脱いだ靴を手で揃える。(手で下駄箱に入れる。)
・ノートを科目ごとに分けている。
・ノートは先生の言う(書く)通り、きちんと改行したり色分けしたりしている。
・忘れ物がほとんどない。
・万一忘れ物をした時は、「すみません。○○を忘れたので貸して貰えますか。」と自発的に言える。
・宿題は、何があろうともやってくる。
・自分で決めたルール(約束)は、簡単に破らない。(自分に常に一定の負荷を掛けている。)
・授業の振り替えは、かなり前もって依頼する。
・言われなくても自習に来る。
・学校の提出物は、早めに終わらせる。
・スケジュールの管理は自分でしている。


■成績が伸びない(伸びにくい)多くの子ども達に共通する行動習慣

・先生の挨拶を無視する。(挨拶をするように注意されると、小さな声でする。)
・毎回、授業開始時間ギリギリに来るか、数分遅れてくる。
・靴を脱いだらそのまま。(または、手を使わず下駄箱に直接靴を脱ぐ。)
・ノートを科目ごとに分けていない。(注意しても治らない。)
・ノートは、改行や色分けをせずに詰め詰めに文字を書いている。
・忘れ物が多い。
・忘れ物が常習化しており、「先生、○○忘れたー。」としか言わない。(対処は先生任せ。)
・宿題をやって来ない、あるいは、授業当日の直前になって慌ててやることが多い。
(基本的に、「宿題をやらなくても良い理由」を探している。お決まりの言い訳は、「体調が悪かった。」とか「○○が忙しくて時間が無かった...。」)
・自分でルールを決めない、あるいは、決めたルールをその場の気分で無かったことにする。
(ちょっとした負荷でも嫌う。)
・授業の振り替えを当日になって依頼する。(当塾では、ルール違反だと入会規約にも明記しているのですが...。)
・強制的に呼ばれないと自習には来ない。
・学校の提出物は、前日まで終らない。(実は解答を写しているだけ...。)
・スケジュール管理はお母さん任せ。(お母さんに聞かないと分からない。)


いかがでしょうか。
もしも、後者の行動習慣に思い当たる項目があるようでしたら、まずはそこから改善して頂ければと思います。


 私は子ども達に、「成績を上げたかったら生き方を変えろ」という話をよくします。
これはまさに、今回書かせて頂いた通り、「行動習慣を改めろ」ということなのです。


 成績を上げようと勉強時間を増やしたり、塾に通ったり、教材を購入したり...、成績を上げるために起こす様々なアクションの中に、「行動習慣を改める」「成績が上がっている人の行動習慣を真似てみる。」という項目を加えて頂ければと思います。なりたい大人になれるように。


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