塾長ブログ vol.2【「勉強の仕方が分からない」ってホント??】【ニュースリリース】OURS個別指導学院

OURS個別指導学院
FC教室について

お問い合わせはこちら

開く

トップ > ニュースリリース > 塾長ブログ vol.2【「勉強の仕方が分からない」ってホント??】

ニュースリリース

塾長ブログ vol.2【「勉強の仕方が分からない」ってホント??】

2015年04月18日更新

 こんにちは。塾長の粟津です。
今年度は、できるだけ毎月ブログを更新できるように頑張ります。


 さて、今日は、塾の先生をしていて最も多くの子供たちや保護者様方からお聞きする悩みについてお話したいと思います。その悩みというのは、「勉強の仕方が分からないから教えて欲しい。(教えてやって欲しい。)」というものです。


私はいつもこう切り返します。
「○○くん(中学生)が、仮に近所の小学生から、『泳ぎ方が分からないから教えて欲しい。』って言われたら何て答えるかな?」
(※話題は、生徒の部活に合わせます。)


たいていの生徒は、沈黙するか、「それは無理...かな...。」と答えます。
それもそのハズです。この場合、泳ぎもせずにこの場で「泳ぎ方を教えて」と言われても教えられる訳がないのです。勉強していない人に勉強の仕方を教えることができないのも実は同じです。何も勉強していないのに、何を教えれば良いのやら...となるわけです。


 ですが、「一緒に泳ぎながら...」なら泳ぎ方についてアドバイスすることはできます。
「息継ぎの時は空気中で息を吸うことよりも、水中で息を吐き切ることの方が大切だよ。」とか、「バタ足をする時は、そうじゃなくてこうした方がいいよ。」とか...、とにかく相手に不足している要素を見つけて具体的にピンポイントで指摘してあげることができます。


 勉強も同様です。まずは勉強してもらわないと勉強の仕方は教えられないんですね。
教室に自習しに来てくれたら、自分なりにまとめたノートを見せてくれたら、、それに対して改善点を指摘することができるわけです。勉強の内容は、初めのうちは何でも構いません。本当に一問も問題が解けないのなら、教科書を読むところから始めれば良いのです。その上で、「漢字が読めない」とか「文章の意味が分からない」とか「どこを覚えれば良いか判断できない」といった具体的なつまづきに対してアドバイスしていくのです。


 学習の方法論は、無限にあると言っても過言ではありません。つまりそれは、「こうすればうまくいく。」と言えるほど簡単な答えはなく、楽して得点が上がるような魔法みたいな方法は存在しないということでもあります。学習成果の大きさと勉強時間は、比例関係にあります。人によって比例定数が異なるだけで、時間を掛ければその分だけ何らかの成果を得られるのです。非効率でも努力を続けていく過程で、自分にはこのやり方が合っているとか、次はこうしてみようとか、「勉強の仕方」が見えてくるのです。まずは覚悟を決めて、何でも良いので勉強に取り組み、それを学校の先生や塾の先生に見せて下さい。きっと良いアドバイスをして貰えると思います。


 最後に、保護者の方に理解しておいて頂きたいことが1つだけあります。
それは、「勉強の仕方が分からない」という言葉を、子供たちが「勉強をしない言い訳」として使っている可能性があるということです。ですから、決して「それなら仕方ないな...。」とはお考えにならないで下さい。文字が読めるのなら、教科書を読めば良い。文字が読めないのなら、文字を覚えれば良い。それが「勉強」です。
「勉強の仕方が分からない」なんて言い訳をしている暇があったら、その時間を勉強に充てて欲しいと切に願います。


PAGE TOP