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塾長ブログ vol.1【何のために勉強するのか】

2015年03月16日更新

 こんにちは。塾長の粟津です。
本日より、不定期ではありますが、『塾長ブログ』を掲載させて頂きます。
第1回目の今回は、「何のために勉強するのか?」という、すごく根本的な疑問について、私なりの考えをお話したいと思います。
子供たちに勉強を教えていると、毎年のようにこんな疑問を投げかけられます。

                    
「連立方程式や二次関数を普段の生活の中で使うことなんてあるんかなぁ?」 

「私は一生日本に居るつもりだから、英語の勉強なんてしなくてもいいと思うんやけど...。」 

「将来のことを考えなアカン時期やのに、歴史(過去)の勉強なんてする意味あるんかなぁ?」


どれも定期テスト前や受験前の生徒達のボヤキですが、これらの疑問の行きつく先は、結局のところ「何のために勉強するのか?」ですね。


 私が子供たちに返す答えは、いつも決まっています。それは、「なりたい大人になるため」です。すごく抽象的な答えですが、子供のうちは、このように〝何となく〟捉えていれば充分です。5教科の勉強の有意義性を子どもたちが身を持って実感するのは、もう少し先の将来なので、難しい理屈は抜きにして、「勉強は、なりたい大人になるために必要なものだから、今はとりあえず一生懸命取り組んでおこう。」こういう理解で充分です。


 しかしながら、小中学生の保護者の方や、子供たちを指導する立場の大人は、「5教科の勉強をきちんとしておくことの意義」について、もう少し踏み込んで正しく理解しておく必要があります。「勉強は何のためにするの?」と子どもに聞かれた時に、明確な答えを持っていなかったり、もしも大人(保護者や先生)自身が「正直、5教科の勉強をいくらしたって社会に出れば何の役に立たない」なんて思っていたりしたら、結果的に子どもの学習意欲を削いでしまうことにもなり兼ねません。子どもたちは、大人が思っている以上にそのような矛盾点や違和感を敏感に捉えてしまうものです。そうならないためにも、「何のために勉強するのか」を子どもに接する大人達もしっかりと理解しておく必要があるのです。


 確かに子ども達が言うように、5教科の勉強によって得られる知識が、直接実生活や社会で役に立ったと実感することは少ないのかも知れません。ですが、5教科の勉強の意義というのは、実は、それらを勉強する過程で身に付くいわば副産物のような力や、基礎学力を身に付けて初めて修得できるようになる力を得られるところにあると私は考えています。


大雑把にまとめると、
・国語:読解力、表現力、暗記力...
・数学:計算力、暗記力、論理的思考力...
・英語:暗記力、読解力、コミュニケーション能力...
・理科:暗記力、計算力、論理的思考力
・社会:常識、暗記力、読解力... こんな感じでしょうか。
(※お気付きの通り、5教科の勉強では、「読解力」「暗記力」「計算力」が土台となります。)


そして、これらを万遍なく修得していくことで、大人になって社会に出た時に求められる「粘り強い思考力」や「洞察力」「分析力」「コミュニケーション力」「論理的思考力」「創造力」...などなど、高次の能力を身に付けられるようになっていくものだと私は解釈しています。


これらのことに子ども達が気付くのは、高校入試後になるか、大学入試勉強の時になるのか、就職活動の時になるのか、社会人になってからになるのか、、おそらくそれは人それぞれでしょう。


 ここまで考えた上で、私は「何のために勉強するのか」という問いに対して、先に述べた通り、「なりたい大人になるため」と答えることにしています。厳しい話になりますが、ただ年月を過ごしただけでは「なりたい大人」には、決してなれません。行動の先、努力の先にしか突破口はないのです。明るい未来を創出できる10代のうちに、精一杯努力して成功する体験をたくさんして欲しいと心から願っています。


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